カイロプラクティックについて



カイロプラクティックとは?


カイロプラクティックとは、おもに脊柱や骨盤を手技によって調節することで神経の働きを改善し、自然治癒力を引き出すことで最良の健康をめざす脊椎ヘルスケアの専門職です。

カイロプラクティックでは、直立二足動物である人間が重力の影響を受けることで起こってしまう筋肉や関節の問題に着目しています。特に脊柱・骨盤の働きが低下した状態をサブラクセーションと呼び、大変重要な意味を持っています。

なぜなら、サブラクセーションは脳と身体各部を繋ぐ情報伝達に異常な信号を送り続け、その結果、大脳を中心とした神経系の健全な働きを損ねてしまい、人間本来が持っている自然治癒力が正しく発揮できなくなってしまうからです。

カイロプラクティックはサブラクセーションを取り除くことで自然治癒力を最大限に引き出そうとする、人間が本来持っている力に目を向けた、身体にやさしい自然療法なのです。


カイロプラクティックにはどんな効果があるの?


カイロプラクティックは、身体の構造的な問題だけではなく、”うまく働いていない状態” すなわち身体の機能的な問題に着目するため、幅広いニーズに対応することができます。(ただし、一部の禁忌症は除きます)。

 

幅広い効果をしめす理由は、生きている人間にとって神経系は大変重要な働きをしているからです。

手足など身体を動かすことはもちろん、心臓の動きや呼吸、消化や吸収、ホルモンの分泌など、ありとあらゆる生命活動が脳を中心とした神経系によってコントロールされています。

 

カイロプラクティックは神経系の健全な働きを重視していますので、単に脊柱・骨盤の歪みやズレを矯正するのではなく、全身に命令を送っている神経系を本来の働きに戻していきます。

それによって身体を支えている筋や骨格のバランスが変化して、痛みの軽減や可動範囲の改善、さらには高齢者の転倒予防やスポーツのパフォーマンス・アップなどの効果も期待できます。

また、身体の各種調節機能の働きが変わることによって、疲れやすい・疲れが取れない、倦怠感、不眠、胃腸が弱い、ホルモンバランスなどといった全身的な不調にも改善が見られます。 

 

カイロプラクティックは身体の”うまく働いていない状態”を、本来の状態に戻していく効果があるのです。


適応症


腰痛、頭痛、むち打ち、肩こり、股関節や膝の痛みなど運動器疾患系にすぐれた効果を発揮します。
その他、疲労回復、姿勢改善、自律神経失調など、また自律神経を介して内臓の機能改善、ストレスの緩和などにも有効であり、高齢者へのケアや生活習慣病、慢性病などの効果も注目されています。
風邪予防や健康増進のため、健康管理としても利用されています。


禁忌症


刺激を避けなければならない病気
(癌、出血しやすい病気、高熱の出る病気、伝染病など)



WHO基準と日本の現状


WHO基準とは、世界保健機関・WHOが2005年に発表した「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するガイドライン」に定められている基準を指し、この基準を策定する中心を担ったのが、WHOにも非政府組織として加盟している世界カイロプラクティック連合・WFCです。

 

WFCは、90以上の国と地域の代表団体が加盟している国際組織で、カイロプラクティックの教育と研究の推進や各国の法制化支援など、世界中にカイロプラクティックが正しく普及することを目的として活動しています。その目的のためには、きちんとした基礎教育の修了と業務上の職業倫理の順守が大変重視されています。

 

カイロプラクティックの法律がある国々では専門の大学教育を修了し、開業資格試験に合格した人だけがカイロプラクティックに従事することが許されています。

しかし、日本では法的な制度がないために誰でもカイロプラクティックの看板を掲げることができ、短期の専門学校や数回のセミナー受講経験だけでカイロプラクターを称する人々が実に2万人を超えています。

そして、知識・技術が不十分であったり、職業倫理をわきまえていない人々によって、国民の健康被害が増加しているのです。(*1)

 

当院は、日本で900人に満たないWHO基準のカイロプラクターが在籍するカイロプラクティック・オフィスです。

 

*1 : 独立行政法人 国民生活センター 2012年8月 「手技による医療類似行為の危害」


WHO基準教育の大切さ


WHO基準の教育とは、大学レベルのカイロプラクティック専門教育で、国際カイロプラクティック教育審議会・CCEによって、実に4200時間以上の細かい履修内容が定められています。

 

この履修内容は、カイロプラクティックの専門教育だけではなく、基礎医学なども含みます。

医師の診断が必要となる重篤な疾患を鑑別することも、国民の健康を守る上では欠かすことのできない能力なのです。

 

日本では、CCEA(CCE大洋州)による承認を受けている東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(旧RMIT大学カイロプラクティック学科日本校)がアジアで唯一の国際承認教育機関です。

 

当院院長は同校卒業と同時に、講師としてカイロプラクティックに関する基本理論、職業倫理、臨床業務の実習指導など、さまざまな講義を担当しています。


職業倫理・法的整備の大切さ


WFCの日本代表団体は、一般社団法人日本カイロプラクターズ協会・JACです。

国内の乱立するカイロプラクティック団体の中で、厳正な自主倫理規定をもった、WHO基準カイロプラクターのみで構成される職能団体です。

 

ヘルスケア専門職は、一般には理解が難しい専門性を持っているために、社会の不利益に繋がるような倫理違反は厳しく処罰しなければなりません。

 

そのような職業倫理の徹底に加え、WHO基準教育や法的整備の推進など、カイロプラクティックが国民に安心して選択されるヘルスケア専門職として認識されるように、日本におけるカイロプラクティックのWHO基準による法的整備を目指しています。

 

当院院長は日本カイロプラクターズ協会 前副会長を務めていました。