頭痛・めまい など


40代男性・工場作業員

 

症状:めまい

 

患者さん:2週間前から急に重度のめまいを発症し、起き上がるのも困難で、それ以来仕事を休まざるをえない状況です。

病院では脳血管の検査を行いましたが異常はなく、「精神的なストレスが原因では?」と言われて経過観察となりました。しかし一向に改善せず、この状況をどう打開したらよいのか路頭に迷っています。どうしたらいいのでしょうか?

 

岡:お仕事にも行かれず、原因も分からないとなると、大変お辛いですね。お話をお聞きして、いくつかご質問があります。めまいはフワフワと地に足がつかない感覚ですか?それともある方向にぐるーっと回っている感覚ですか?

 

患者さん:ぐるーっと回っています。右が後ろに引っ張られている感じがします。

 

岡:頭の向きを変えるとめまいの強さが変わりますか?

 

患者さん:動かそうとすると気持ち悪いのであまり動かしていません。

 

岡:気持ち悪さが強くなる感じ?

 

患者さん:そうですね。

 

岡:立っている時と座っている時で違いはありますか?

 

患者さん:あまりないように思います。

 

岡:わかりました。ありがとうございます。

それでは、今お聞きしたお話から考えられることをお話ししますね。

 

まず、めまいの原因として、脳や三半規管など医学的な検査で主だった原因を見つけられなかった場合、頚椎が原因となっている場合があります。

これを頚椎原性めまい、あるいは頚性めまいといいます。

 

平衡感覚というのは、脳や三半規管などに加えて、目が水平を保っているか?といった視覚情報や、足首や骨盤など様々な身体の関節からの位置情報などが送られてきて統合されています。

このうちのどこかの情報だけ実際の位置や平衡状態と異なった情報が送られてくると、統合された情報の辻褄が合わなくなるので、おかしくなるんですね。

特に後頭部のすぐ下、上部頚椎と呼ばれている部分は位置感覚の重要なセンサーで、主に頭・首を回す動作に関わります。

体も頭もまっすぐ向いているはずなのに、この部分だけ関節が筋肉によって変な方向に引っ張られていると、「頭がまっすぐ向いてないよ〜」っと情報を送っているので回転している感覚になるんです。

なので、この部分のセンサーの異常が今回のめまいの原因として可能性が高いです。

 

筋肉というのは同じ作業姿勢や動作の繰り返しなどで負担がかかりますが、この後頭部の筋肉は特に集中や緊張を強いられる状況や精神的ストレスが高い状態でも自然と力が入ってしまうので、ぎゅーっと硬くなりやすいんです。

お仕事や趣味など日常的によくやることで当てはまることはありますか?

 

患者さん:仕事は同じ向きを向いて機械を操作していますし、集中とか緊張というのはあると思います。

 

ありがとうございます。それでしたらほとんど条件が当てはまっているので、後頭部や首まわりの筋肉をしっかり緩めて、エラーを起こしている位置情報を関節の調節をすれば改善していきます。

お仕事にも早く復帰できるようにお力になれますので、きちんと改善させましょう!